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そもそもペットボトルキャップに興味を持ったきっかけは、会社で総務を担当していた2001年7月に、環境の国際規格であるISO14001を視野に入れた活動を始めるべく、社内で初期環境調査のようなことをしていたときのことです。社内の廃棄物の分別状況を調べていたらたくさんのペットボトルが廃棄物置場に捨てられていることが分かりました。その時です。同じ規格(大きさ)のキャップにいろいろな絵柄(デザイン)が印刷されているのに気が付いたと同時にこんな小さなしかもゴミとして捨てられてしまうようなものにもいろんな面白い絵柄がきちんとデザインされていることにとても感動しました。
そう思って見てみると、今までゴミとしてしか見ていなかったキャップが急に愛おしく思えて来たのです。「君たちはゴミじゃないんだ、お宝なんだ!」。それに加えキャップを持ったときの感触がとても良いことにも気付きました。あの大きさとか手触りとかです。コレクター魂が覚醒した瞬間であります。
こんな変な感覚を持つのは自分くらいではないのかと感じたことが、ますますコレクションに拍車をかけることになりました。後になって、こんな感覚に囚われたのは私だけではないことがわかったのですが…。
私にとってペットボトルキャップは、28mmの円いカンバスに描かれた小さなアートです。
キャップ蒐集の対象
国内外の、
ペットボトル及びグラスボトルのプラスチックキャップ
シールキャップ(キャンペーンシールなどの貼付されたプラスチックキャップ)
番外キャップ(飲料以外のプラスチックキャップ)
1982年 | 食品衛生法施行規則等が改正され,飲料容器としてのPET ボトル使用が認可される。このときのキャップは、プラスチックではなくアルミであった。 |
1990年 | チェリオジャパンが、500mlペットボトルを香港で委託製造し、日本の炭酸飲料市場に小型ペットボトル製品をライフガードが初めて導入したとされる。 |
1996年 | 自主規制の緩和で500ミリリットル以下の小型サイズも解禁されたことにともない、この年にプラスチックキャップが初めて登場したと推測される。炭酸飲料の小型ペットボトルとしては、チェリオジャパンの「ライフガード」が国内で最初に生産したとされているが、1995年頃に発売されたキリンビバレッジの「キリンレモン[セレクト]」が、日本初のペットボトルキャップであるといのが、有力。 |
2000年 | 大和ノーベンバル社が、大和製罐とテトラパック(Tetra Pak)社の子会社であるNovembal社とが共同出資して合弁会社として設立される。「角丸」キャップの起源年と推測される。 |
2000年 | 加温販売できるペットボトル登場。 |
2003年 | 日本で最初のキャップオフ会が名古屋で開催される。 |
2007年 | ヤクルト本社『蕃爽麗茶』、アサヒ飲料『バヤリースとろけるマンゴープレミアム』に日本クラウンコルク社製「ウエーブナール」キャップ登場。通称「エコグリップキャップ」とも呼ばれている。 |
2007年 | ジェイティフーズ『DOUTOR』に日本クラウンコルク社製「変則グリップ」キャップ登場。 |
2008年 | 伊藤園『天然水で割った 300%のビタミン』に日本クラウンコルク社製「5-3間歇グリップ」登場。 |
2008年 | キリンビバレッジ『キリン 生茶』に日本クラウンコルク社製の「SKナール」キャップ登場。 |
2008年 | アルコア・クロージャー・システムズ社、称号をCSIジャパン社に改称する。これにより、ALCOA社製キャップは消滅することとなった。 |
2011年 | 東日本大震災によってペットボトル用樹脂キャップを製造していた日本クラウンコルク、CSIジャパン、日本山村硝子の工場が被災、樹脂キャップの供給能力が著しく低下したための対応として、ペットボトルのキャップの白無地への共通化が進む。 |
2012年 | サッポロ飲料『がぶ飲みフルーツミルク』に大和ノーベンバル社製「カドギザ」キャップ登場。 |
2012年 | 明治乳業『明治プロビオヨーグルトLG21』に日本クラウンコルク社製「強弱循環変速ナール」キャップ登場。 |
2013年 | 日本クラウンコルク社、商号を日本クロージャー社と改称する。 |
2013年 | 大和ノーベンバル社、商号を大和キャップ社と改称する。 |
2014年 | セブン&アイ・ホールディングス『セブンプレミアム 凍頂烏龍茶』に日本クロージャー社製「フック」キャップ登場。 |
2015年 | サントリー食品インターナショナル(株)は、常温無菌充填製品に28φ(ファイ)キャップで国内最軽量となる2.04gの軽量キャップを導入した。世界のキャップは、ローハイト化による軽量化が主流となっており、蒐集の対象としての魅力を大いに失いつつあるが、日本のキャップ業界はどこまで現状の路線を維持しコレクターを魅了し続けることができるか。 |
2015年 | 「桃の天然水」「ルーツ」などの名品キャップを輩出したジェイティ飲料は、1988年設立以来27年間の歴史に幕を閉じ、サントリー食品インターナショナルに事業が継承される。なお、「DOUTOR」は同年にアサヒ飲料に引き継がれている。 |
2015年 |
大和キャップ社は解散し、ペットボトルキャップ製造から撤退したため、角丸キャップとカドギザキャップは消滅した。これにより、大手3社による寡占がさらに進むのか、大きなキャップ史の転換点となるかは、後世の歴史が物語ることだろう。いずれにしても、キャップコレクターにとっては悲しく淋しい出来事であった。 |
2016年 | アサヒグループの飲料事業の再編が行われ、カルピス(株)はアサヒ飲料(株)と合併。カルピスで行われていた国内飲料製造事業と乳製品事業はカルピスフーズサービス(株)へ継承され、(2代目)カルピスとしてアサヒ飲料の機能子会社となった。 |
2018年 | この年のトレンドは、「強炭酸」と「コーヒーの2種類同時発売」であった。 「ビールテイスト ノンアルコール清涼飲料」が新登場したが、この年の第3のトレンドにはならなかった。 |
2019年 | アサヒ飲料(株)は、ラベルを廃止し必要な情報をキャップに印刷する「ラベルレスボトル」を新発売した。 プラスチック削減のための画期的なアイデアだが、通販に限定されるためどこまで浸透するか。 ラベルレスボトルに採用されているキャップを「ラベルレスキャップ」と呼称するが、この年に「プラマーク」が印刷された非ラベルレスボトルも登場したと推測される。このキャップは、通常の店頭でも販売されているため、「プラマークキャップ」と呼称する。 |
注)キャップの呼称はコレクター間で俗に認知されている通称(愛称)であって、キャップメーカーの正式名称と一致しないことがある。 上記掲載以外のキャップ形状の種類としては、「ノーマルギザ」キャップ、「粗(あら)ギザ」キャップ、「へそあり」キャップ、「ちょい角丸」キャップ、「広口」キャップ、「デカ」キャップなどがある。 |
PET | POLYETHILENE TEREPHTALATE(ポリエチレンテレフタレート) | |
プラスチックキャップ | PP(ポリプロピレン/不透明)キャップとHDPE(高密度ポリエチレン/半透明)キャップがある。 | |
ナール | キャップ側面のギザギザのこと。主にギザとギザの間隔を指す。 | |
シェル | キャップの形のこと。キャップの色を表す場合に用いることが多い。 | |
バリアント | 亜種のこと。オリジナルから派生したと考えられるもの。 | |
NCC社 | 日本クロージャー株式会社の略称 | |
CSI社 | 株式会社CSIジャパンの略称 | |
ALCOA社 |
旧株式会社アルコア・クロージャー・システムズの略称 (2008年までは製造されていたが、CSI社に改称されたため、現在はALCOA社製のキャップは製造されていない) | |
NYG社 | 日本山村硝子株式会社の略称 | |
DN社 | 大和ノーベンバル株式会社の略称(大和キャップ社は2015年に解散し、ペットボトルキャップ製造から撤退したため、現在はDN社製のキャップは製造されていない) |
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ワンピースキャップ | シェルのみから成る(ライナーがない)キャップ。非炭酸系の飲料に用いられる。 | |
ツーピースキャップ | シェルとライナーから構成されているキャップ。炭酸系の飲料に用いられる。 | |
TEバンド | タンパーエビデンスバンド。スクリューキャップの裾部に一体成形されたバンドで、開栓時に外れて切り離されるため、不正な開栓がされたことがわかる。 | |
製造所固有記号 | 製品を製造した各製造所(工場)の所在を表すアラビア数字、ローマ字、かなによる記号 | |
ホット充填 | 「耐熱ボトル」を使用するシステム。熱い中身をボトルに詰めてボトルとキャップの殺菌を行う方法。 | |
無菌(アセプティック)充填 | 薄肉で軽量なボトルを使用するシステム。熱高温短時間で殺菌した中身をすぐに冷却して、常温でボトルに詰める方法。(ボトルもキャップもあらかじめ殺菌して、さらに菌が入らないようにして中身を詰め、キャップをする。) | |
プリフォーム | 樹脂を射出成型機で溶かし、圧力をかけて金型に流し込み成形されたPETボトルになる前の試験管のような状態のものをいう。 | |
オレンジキャップ | 加温器販売用に開発された高温度(85℃程度)用耐熱キャップでオレンジ色をしていることからこう呼ばれる。オレンジ色でも標準温度(50℃程度)用キャップはオレンジキャップとは言わない。 | |
ブルーキャップ | 冷凍ボトル用の青色キャップを指すが、オレンジキャップほどは普及していないため、ほとんど使われることもなく死語になりつつある。 | |
ギャンブル | 自販機で期待するニューキャップがゲットできるかどうかイチかバチかコインを投入すること。 | |
フライング | ニュアンスは微妙に違うが、先行販売と同義。 | |
突撃 | 約束もなく初めて訪問するお店に、迷惑顧みず飛び込んで、キャップやボトルを譲って頂けるよう交渉すること。一見にもかかわらず、ほとんどの場合快く対応して頂けるが、塩をまかれることもあるので、礼節とめげない根性が求められる。今では、死語になりつつある。 | |
冬眠 | 次のニューキャップラッシュがやって来るまでひたすら耐えること。 | |
絶滅種 | 商品は生き残っていても、キャップは死滅することがある。市場に流通しなくなり、二度と購入することができなくなったことが確認されたキャップのことをいう。 | |
ニューキャップラッシュ | 毎年12月中旬あたりから翌年の5月の連休あたりまでのニューキャップが頻繁に出現する期間のこと(もともとはフーデックスジャパンが開催される3月前後の期間のことを指していた) | |
プチニューキャップラッシュ | 近年ではニューキャップラッシュが終わった後も、1ヶ月程度散発的にニューキャップが毎週のように連続して登場する短い期間があることがあり、その期間を指す。その年によって数回のプチニューキャップラッシュがやって来ることもある。 |
A4クリアケース | キャップを収納するケースとして最適。 | ||||||||||||||||||
高級コレクションケース | 指輪・リング・ピアス・イヤリングなど小物整理に適しているスチロール樹脂製コレクションケース。お気に入りキャップのコレクションケースとして展示などに最適であるが、値段がお高いのとクリアカバーが固定できず平置きしかできないのが難点。 | ||||||||||||||||||
デジカメと三脚 | キャップリストづくりのための必須アイテムだが、スキャナーを利用することもある。 | ||||||||||||||||||
チャック付ポリ袋 | キャップのトレード用として活用したいアイテム。 | ||||||||||||||||||
コイン | 瓶の王冠を凹ませずにきれいに抜くときに使用する。王冠の上にコインを乗せ、栓抜きを少しずつ回転させ、こじる様に開けるのがコツ。 | ||||||||||||||||||
ギャンブル運 | これが無いと自販機で連敗を重ね、無駄な出費が嵩むことになる。 | ||||||||||||||||||
ペットボトルのお茶の本 | 2008年に(株)枻出版社が発売した『別冊Lightning Vol.53 ペットボトルのお茶の本』。未だにペットボトルキャップコレクション本は出版されたことがないが、そこはかとなく興味をそそられるお薦めの1冊。 ※2012年に森永卓郎氏が、マイナビ新書『マニア力』という著書の中で、自身のキャップコレクションを掲載している。 |
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根気 | これが無いと収集は続かない。 | ||||||||||||||||||
コレクターの金言 | 『迷ったら買っておけ!』かつて、こう言われた時代があったが、スマホが普及するにつれ、死語になりつつある。今は、『スマホに聞け!』である。 | ||||||||||||||||||
キャップのデザイナー |
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ノーマルギザ(120線ナール) | 粗ギザ(60線ナール) | 角丸(かどまる) | SKナール |
カドギザ | ウェーブナール | 強弱循環変速ナール | へそあり(ユニロック) |
no image | no image | ||
フック | ちょい角丸 |